竹富町商工会、特産品認定制度を導入-認定マークを発表

特産品認定マークを発表する玉盛委員長(左)。特産品の申請受け付けも始める

特産品認定マークを発表する玉盛委員長(左)。特産品の申請受け付けも始める

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 竹富町商工会の上勢頭保会長は10月19日に記者会見を開き、竹富町特産品認定マークと認定に向けた申請受け付けを始めるとを発表した。

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 同商工会では特産品の需要拡大や品質向上、販路開発に役立てようと特産品認定を行うことを決め、特産品認定マークをホームページで募集。県内外から12点の応募があり、その中から大阪府・駒井瞭さんの作品が選ばれた。マークは「た・け・と・み」の文字を組み合わせ、キャラクター的にデザインしている。

 特産品認定委員会の玉盛雅治委員長は「ほんわかとして非常にいいマークだと思う。若い委員からもシールとして使いたいという意見があった。これから特産品開発を行い、バックアップに努めていきたい」と話した。上勢頭会長も「認定マークを貼ることで付加価値がつき、類似品の問題を避けるためにも徹底した商品管理を行うことができる。消費者の安心・安全にもつながり、製造者にも緊張感を持ってもらえる」と期待を寄せる。認定マークのついた特産品は11月に沖縄コンベンションセンターで開催される「離島フェア2009」でお披露目する。

 竹富町の特産品について上勢頭会長は「黒糖や波照間のもちきび、竹富のシマシタッティ(島しょうゆ)などが有名だが、昔の生活からの掘り起こしをすれば、かなりのものが出てくると思う。今後、竹富町の事業者が育つことを応援していきたい」と述べ、「産業として成立をさせなければいけない。その基盤を作りたい」と意気込む。玉盛委員長も「自分たちで作っている人はおり、その製品が表には出てこない。そうしたものを発掘することが必要で、生産者と製造者を販売につなげていきたい」と話した。

 申請できるのは町内に住み、事業の本地を有する製造業者であることが条件。加工食品・工芸品など町内で常時生産・加工が行われ、6カ月以上販売されている製品を認定対象品としている。締め切りは11月6日16時(必着)。問い合わせは竹富町商工会(TEL0980-82-5616)まで。

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