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石垣で「早稲田大VS慶応大」野球試合-新石垣空港開港記念で

チアリーダーが盛り上げる慶応大学側応援席

チアリーダーが盛り上げる慶応大学側応援席

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 新石垣空港開港記念「東京六大学 全早稲田対全慶応野球戦」が3月9日、石垣市営球場で行われ、2対0で早稲田大学が勝利した。球場では、那覇から来島した両大学のOBや、野球ファン、少年野球チームらによる1600人が観戦した。夏日となる25度を超える暑さに日傘を差して応援する人の姿も見られた。

勝負は2対0で早稲田大学が勝利した

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 石垣島出身のデュオユニット「やらわらばー」のミニライブの後、中山義隆市長は「南(ぱい)ぬ島石垣空港開港を記念して、石垣島で早慶戦を開催できることを心から歓迎したい。八重山郡民は子どもから大人まで胸を膨らませている。素晴らしいプレーを見せてください」とあいさつ。

 始球式には新空港マスコットキャラクター「ぱいーぐる」が登場、キャッチャーのサインに首を縦に振り、見事なサイドスローで投球、拍手喝采を浴びた。

 試合は序盤、互いに塁に走者を出すものの本塁は踏ませない好守備で乗り切ったが、6回、7回に早稲田が1点ずつを取り2対0で同大が勝った。

 試合のほか応援合戦も白熱。学生服に身を包んだ学生やチアガールが盛んにマイクで観客に呼び掛け、選手の名前を大きく呼ぼうと連呼した。地元からも石垣第二中学校吹奏楽マーチングバンド部が応援に加わった。

 3塁側には慶応大学野球部が3年前から石垣島合宿を始めたのを機に結成された「慶応義塾大学石垣三田会」の青いTシャツを身に着けたOBの姿が目立った。同会の砂川拓也さんは「石垣島で両校の対決を見られるのは夢のよう。関係者に深く感謝したい。子どもたちに両校の試合を見せることは勉強に対する何よりの動機づけになるはず」。

 日本最南端の少年野球チーム、大原ヤママヤー(山猫)ズも西表島から朝一番の船で全部員9人が駆け付けた。「攻守交代がダッシュできびきびしていた。ゲッツーを取るのがかっこ良かったので帰って練習したい。ヒットの打球も早くてすごかった。慶応大学や早稲田大学に行きたい」と興奮して話した。

 記念試合は石垣新空港が開港となることから、石垣市公共施設管理公社の嘉数博仁常務理事が早慶戦の招致を発案、実現した。今回を機に継続した早慶戦開催を望む声も聞かれた。

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