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泡盛「かんむり鷲」新石垣空港限定で発売-地元酒造、「島のリピーターに」

新商品を手にする座喜味盛二社長

新商品を手にする座喜味盛二社長

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 八重泉酒造は3月7日、南(ぱい)ぬ島石垣空港限定で泡盛「かんむり鷲」の販売を開始した。新空港開港日に発売日を合わせた同商品は、石垣島にこだわり、石垣島産のひとめぼれ100%で醸造、インターネットや空港外での販売はしない。

南ぬ島石垣空港の売店でのみ発売する

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 通常、泡盛の原料はタイ米を使用するが「石垣島にとことんこだわりたい」と石垣島産のひとめぼれのみを使い、原価は5倍になるという。石垣島産の米であることを証明する「トレーサビリティシステム」も導入した。

 同社社長の座喜味盛二さんは「泡盛の醸造過程で加水は当たり前だが、一滴も加えない」。アルコール度数は45度以上になるとスピリッツ扱いとなるため、ぎりぎりの44度に仕上げる。「まろやかで濃厚な風味をブランデーのようになめるように楽しんでほしい」という。

 「新空港でお買い求めいただき、石垣島を思い出しながら飲んでほしい。またこの泡盛を飲むためにリピーターとなって石垣島に訪れてもらえればうれしい。一人でも多くの石垣島ファンをつくりたい」と話す。

 商品名の「かんむり鷲」は初代社長の座喜味盛光さんが1993年に商標登録したもの。巣立ちを迎えたカンムリワシが、日の出とともに東の空に向かって飛び立つ様子を歌にした「鷲ぬ鳥節(ばすぬとぅりぶし)」が八重山の人々に愛されており、新空港のマスコットキャラクターがカンムリワシをモチーフにしていることから、「この商標を使うのは一生で今しかないのでは」と商品名への思いを語る盛二さん。ラベルにはネーチャーフォトグラファー福田啓人さんが撮影したカンムリワシの写真を使った。

 南ぬ島石垣空港内の売店で販売。720ミリリットル、8,400円。

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