石垣の「Live Cafe Yaiman(やいま)」(石垣市大川)で3月31日、カラオケ大会が開かれた。
同カフェの経営者の一人で歌手のミヤギマモルさんが、自身作曲の歌をプロデュースするにあたり、石垣の埋もれた人材を発掘することを目的に毎月開催。2回目となる今回は、13人が参加した。
カラオケ設備を使い、テンポの良い司会進行の下、出演者が順番に緊張した面持ちでステージに上がり、自身で選曲した曲を披露した。客席では応援に駆け付けた友人や親戚らが、グラス片手に拍手や指笛を鳴らして温かい声援を送っていた。
全員の発表が終わるとミヤギさん自らもステージに上がり、「これまで『のど自慢』などいろいろな場で歌ってきたが、そこで歌わなかったジャンル・演歌を披露したいと思う」と遊び心をのぞかせながら歌声を披露し、「自分のキーを知ることも大切」とカラオケを歌う際のアドバイスも付け加えた。
審査の結果、前回大会優勝者・前花啓允さんの妻の可奈子さんが優勝。「夫に引き続き優勝できてとてもうれしい」と喜びを表した。歌唱前、2年たち記憶が薄れつつある東日本大震災への憂いを表し、観客に被災地援助の継続を訴えた可奈子さんは、「こうして優勝できたということは、審査員や皆さんの心に私の気持ちが届いたのでは。遠い石垣島ではあるが、皆さんも被災地へ向け何かしら働き掛けてもらえたら」と話した。
12月には各月の優勝者が集うチャンピオン大会を行う予定。このほか、スナック対抗の歌合戦なども予定している。