石垣に3月15日、ゆんたく酒家「なかちゃん」（石垣市登野城、TEL 090-4908-4668）が開店した。2008年に大阪から移住した中原崇雄さん、良枝さん夫婦で営む。

軒先ではタコ焼きを販売。店内で食べることも

　店舗面積は10坪。カウンター、テーブル、座敷で12席。これまで青い車を使い、移動パーラー「たこやき なかちゃん」として営業してきたが、友人の串カツ「LOCO331」店主から帰郷に伴い店を引き継ぐ話があり、移動パーラーと並行して常設店を構えることになった。

　「近所の皆さんに助けられてオープンすることができた。お客さまが楽しんでもらえるようにゆんたく（おしゃべり）しながらリクエストに応え、恩返しをしていきたい」と崇雄さん。

　良枝さんの「おすすめ」は、従来の串カツの味を引き継ぎ、オリジナリティーとレパートリーを増やした｢本場大阪の串カツ　10本盛り合わせ｣（800円）。ソース（あっさり、フルーティ、スパイシー）は2度漬け禁止。「素材、好みに合わせて味わってほしい」という。「石垣牛すじ煮込み」（S＝300円、M＝500円）は、移動パーラーで着実にファンを増やしている人気商品。「島だこ天然だし たこ焼き」（6個＝360円）は地元の島だこを使用、与那国の塩を使った「塩マヨネーズ」、石垣ふたばや本舗の「塩ポン酢」「ユズソース」などで楽しめる。

　「大阪では飲んで食べて2,000円以下で済む店が多い。石垣でも安価に利用できる店にしたい。移動パーラー、軒先でのタコ焼き、酒家と忙しくなるが頑張りたい」と崇雄さん。

　営業時間は18時～23時。軒先のタコ焼きは15時～22時。日曜定休。