石垣・サッカーパークあかんま(石垣市宮良)で8月17日、元日本代表のJリーガーで横浜F・マリノスで活躍した遠藤彰弘さんが、地元高校生に指導を行った。
遠藤さんはJリーグ時代、ボランチをはじめ、複数の中盤のポジションをこなした。現在は弟で日本代表の遠藤保仁選手らと、サッカースクール「遠藤塾」で子どもたちを指導、サッカーイベントの企画も行う。
今回の石垣島は、プライベートでリフレッシュを目的に2泊来島。その合間に縁あって八重山高校のサッカー部に2時間指導を行った。
遠藤さんは基本的なパス回しの練習や、試合形式で生徒にアドバイス。「『考えるサッカー』が指導のテーマ。今、何をしなければならないのか、何のためにやっているのか、自発的に考えてほしい。パスが20センチずれるだけで、状況は変わる。そこまで細かく考えてプレーしなければならない」と教えた。
指導を受けた川門慎さん(2年)は、「尹(ユン)八重山高校監督に指導されていることと同じ『できていない部分』を指摘された。今日指摘されたことを今後の練習で克服していきたい」と感想。
遠藤さんは「石垣島の子どもたちは素直に受け入れ、考えてプレーし、やりやすかった。自分も鹿児島県の小さな街の出身。石垣島からもJリーガーになれる可能性は十分にある。負けたくない気持ち、夢を追い続ける気持ちをもって頑張ってほしい」と激励した。