石垣リゾート(石垣市宮良、TEL 0120-700-446)で9月30日、「成底ゆう子 in 石垣リゾートLive」が開かれた。同社が進める宮良川再生プロジェクトの一環。
成底さんは、同リゾートのある宮良出身のシンガー・ソングライター。2006年から10枚のアルバム、シングルをリリースする。曲の多くは「古里や両親を思う気持ち」を自ら作詞、作曲し、ピアノの弾き語りを中心にアンコールを含め8曲を披露した。
地元高校を卒業後、東京で1人暮らしをしながら大学に通ったという成底さん。離れてわかる両親の愛情、帰りを迎えてくれる地域や家族の温かさを曲の合間に紹介しながら、「この地球(HOSHI)に生まれて」や「ふるさとからの手紙」、「生まり島」、「ありがとうお母さん」を澄んだ伸びやかな声で歌うと、客席では目頭を押さえる人も。「直接親に言うのは照れくさいので歌にした」とも。
石垣の子どもたち舞台を構成する「オヤケアカハチ ~太陽の乱~」のテーマソング「ダイナミック琉球」や、今まで作った曲の中でもお気に入りという「さくら道」では、観客は手拍子で盛り上げた。
「震災を忘れてはいけない」という気持ちで作った「日和山公園」、最後に「最初に作った曲でこの曲がなければ今の自分はいない」という「真っ赤なデイゴの咲く小径」で締めくくり、観客の大きな拍手に包まれた。
ライブ終了後は、同リゾートの食事券などを進呈する抽選会が行われ、リゾート前の宮良川の漂着ゴミを清掃した。
10月19日にも同様のライブを行うという。開催時間は、昼の部=13時。夜の部=20時。料金は、ライブのみ=3,000円、ランチ&ライブ=6,000円、ディナー&ライブ=1万3,000円。前日までに要予約。