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巨人の育成ドラフト3位に田中貴也選手-石垣・八重山商工育ての親に聞く

在学時の田中貴也選手(2009年3月、写真提供=ネオ・オキスタ)

在学時の田中貴也選手(2009年3月、写真提供=ネオ・オキスタ)

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 10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議で、山梨学院大学の田中貴也(たかや)選手が育成ドラフト3位で読売ジャイアンツから指名を受けた。

伊志嶺監督の厳しい指導を求め京都から石垣に

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 田中選手は京都府園部中学、沖縄県八重山商工高校(以下八商工)、同大学をへての巨人入団。

 八商工からは大嶺祐太、大嶺翔太(以上千葉ロッテ)の兄弟に続く3人目のプロ野球選手誕生となる。育成した八商工の伊志嶺吉盛監督に話を聞いた。

 田中選手は中学の時に八商工野球部の見学に訪れ、伊志嶺監督の厳しい指導を求めて八商工へ進学した。母の一代さんは3年時に京都から石垣に引っ越し、野球部の寮母を務めながらわが子を見守った。ドラフト前には再度伊志嶺監督の下へ相談に訪れていたという。

 高校での3年間は常にナインを引っ張り、キャプテンを務めた。監督から常に怒られる立場を引き受け、「高校での下積みが大学野球でも生かされたのではないか。4年では主将を務め、今夏に東京ドームで試合を観戦した時は1打点の活躍を見せた」という。

 1年からレギュラーで捕手。当時投手で1年先輩の大嶺翔太選手とはバッテリーも組んだ。肩が強く、捕球から2塁までの送球が約2秒とプロ野球選手並みだったことから、盗塁の阻止も多く、捕球後2塁に送球し2塁ランナーをアウトにしたことも少なくない。3年時は3番打者で沖縄県ベスト4まで勝ち進んだ。

 「高校在学時からプロ野球選手を強く意識し、練習や態度、食事をしっかり考えていた。大学で10キロほど筋肉を付けたのではないか」と話す。社会人野球への道も考えていたが、巨人から育成選手として指名を受け「夢がかなった。精いっぱい全力を尽くして頑張りたい」と電話で報告を受けたという。「巨人でレギュラーの座をつかんでほしい」とエールを送る。

 小さな石垣島からプロ野球選手誕生に対し「素質のある島の子どもが高校進学時に島外に出て行くケースが多くなっている。石垣島からでもプロ野球選手になれるのは先輩が証明している。ぜひ島に残って野球好きな島民から温かい声援を受けながら野球を続けてほしい」と子どもたちにメッセージ。「ほかにも在校生や卒業生で、プロで活躍できる素質の選手がたくさんいる。今後も楽しみ」とも。

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