沖縄県立石垣青少年の家(石垣市新川)で4月16日、ウイングキッズリーダーズの開講式が行われた。
毎年12月に現代版組踊「オヤケアカハチ~太陽(てぃだ)の乱~」を成果発表として上演しているウイングキッズリーダーズは、「子ども演劇ワークショップふるさとづくりリーダー養成講座」の受講生。主宰は、受講生の保護者を中心に組織する「子ども演劇やいま浪漫の会」。
八重山地区在住の小学4年生から高校3年生までを対象にした同講座は今年で16年目、演出・指導は比屋根秀斗さん、同講座卒業生でダンサーの大浜ひかるさんがダンス指導を行う。
比屋根さんは「今年も新しいメンバーで活動をスタートした。今年はどんな形の舞台になるのか、子どもたちが一年後どのような成長を遂げるのかとても楽しみ。子どもたちと一つひとつ議論し協力し、毎回の稽古を大切に過ごしていきたい」と意欲を見せる。
受講生を代表してあいさつした川口和花(のどか)さん(八重高3年)は、「受講生にはたくさんの可能性があって、その可能性を狭めるのも広げるのも自分次第。変わりたいと思い、努力さえすればいくらでも変わるチャンスがある。一年後の自分達を想像して、それぞれ目標を持って皆で頑張っていきたい。たくさんの人が、この活動を支えてくれていることにとても感謝している」と話す。
本年度は88人が受講する。12月にはオヤケアカハチ本公演を行うほか、各種イベントへの出演などを予定している。