石垣市立平真小学校2年生による「町たんけん」が6月20日、各地の事業所で行われた。
「発見!町へとびだそう」という学習の一環で、「自分たちが住んでいる町のことを考えたり、気になるところを探検したりして地域に関心を持ち、自分の住んでいる町の良さに気付き、親しみや愛着を感じることができる」ことを狙いにしている。
このうち、たい焼き専門店「島たい焼き本舗」には11人の児童が訪れた。仕事の見学のほか、事前に用意してきた記者顔負けの質問をしていた。店主との問答に終始笑顔が絶えなかった。
地域貢献の一環として受け入れた店主の狩俣さんは、「なぜたい焼き屋さんになろうと思ったのか?」という質問に対し、「『やろう』ではなく『なろう』という言葉を選んだのは、ビジネス的な意識が薄い子どもならでは」と感心。「大人としても、店主としても子どもたちの目線を大事にしたい」と話した。
参加した福田英真(ひでみ)さんは「たい焼きを実際に焼いているところを見せてもらいながらいろいろ話が聞けて楽しかった」と話した。
「島の子どもたちが島のたい焼き屋さんに興味を持ってくれていることが分かってとてもうれしかった。今後も地域貢献を続けていきたい」と狩俣さん。