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石垣島北部の多国籍料理店が石垣牛専門の焼き肉店に 卓上ロースター使い

経営する露崎正人さん(中央)と妻の千秋さん(右)と従業員の松村さん(左)

経営する露崎正人さん(中央)と妻の千秋さん(右)と従業員の松村さん(左)

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 露崎製作所が経営する多国籍料理店の「ダイニングlotus(ロータス)」(TEL 0980-89-2435)が、テラス席オープンを機に石垣牛専門の焼き肉店にリニューアルオープンして2カ月がたった。

新しくオープンしたテラス席。夕日が海に沈むのを眺めることができる。

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 同店は、当初から石垣牛の焼肉店にしたかったところ、同店が入るビーチヴィレッジ野底レセプション棟に合う焼き台の確保が難しく、ステーキなどをメインにした多国籍料理店として昨年オープンした。

 テラス席の増設と、同施設で利用可能な卓上の無煙ロースターが開発されたことで、石垣牛専門の焼肉店としてリニューアルした。

 石垣牛は、A-5ランク(仕入れ状況によってはA-4ランクも)という最高級のものをリーズナブルな価格で提供する。焼き台として使うのは、同社が製品としても扱っている無煙ロースターで、露崎さんは「遠赤外線の輻射熱で焼くので、煙が出ないので肉を焦がすことなく炭火よりもおいしく焼ける。一般家庭の部屋の中でも、船上などでも手軽に使える」と話す。

 同店は焼肉店にリニューアル後も、メニューにないものでもリクエストに応じ提供している。以前人気のあった野底バーガーは断っているが、炙(あぶ)りソーキそばやユッケジャンそばなどは、手間がかかるものの続けている。毎日肉の仕入れ状況などが変わることから、「本日のメニュー」を毎日作成している。

 焼き肉店リニューアル後にディナータイムで働いている松村魁貴(かいき)さん(25歳)は「昨年末に実家のある野底に帰ってきた。昼のカヌー観光業以外の空き時間に、飲食店の仕事をしてみたいと思っていたところ、同店の従業員募集を知った」という松村さんは、「東京では営業職のサラリーマンをしていたが、次のステップに進みたいと思い、地元の野底で成功したくて戻ってきた。飲食店の接客は初めてだったが、とてもやりがいを感じる。北部地区で雇用が生み出されているのもいいと思う」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~21時。

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