アートホテル石垣島(石垣市大川)で展開していた星空関連イベントの一環として6月24日、星に関する講話と音楽ライブが開かれた。
当日は天の川次郎さんの星空動画の上映から始まり、石垣島天文台初代所長の宮地竹史さんが星空に関する講演を行った。宮地さんは電波望遠鏡の専門家で、石垣島にVERAが設置されたことをきっかけに石垣島に来た。夏の晴天率が高く星の観測地として素晴らしいことを知り、「南の島の星まつり」で全島ライトダウンするイベントが定着してくると光学望遠鏡を備える天文台の要望が高まり、天文台が出来たので所長に就くことになる。講演ではそうした経歴を振り返り、定年退職後も石垣島に残り活動していることを紹介した。星空をテーマにした「ART BOOK Vol.2」期間中ロビーに掲載してあった八重山の星空の民話や「星見石」「群星御嶽」があることなど、文化歴史に星空が関わっていることも紹介した。
音楽ライブには、石垣島を拠点に活動し「星うた月うた」という作品をリリースしているシンガー・ソングライターの池田真作さんが出演。天の川次郎さんの星空の写真や動画を背景に、星にまつわる曲を披露した。
池田さんは「星空の下で歌っている感じがした」と話し、天の川次郎さんは「歌と映像のコラボは初めてのことで素晴らしかった」と話した。