石垣市が石垣小学校(石垣市字石垣)に、公立民営方式による放課後児童クラブを設置する方針を決めた。空き教室を利用して5月の開所を目指す。
石垣市の中心市街地には6小学校の校区があるが、そのうち石垣小学校と新川小学校の校区内には民間の放課後児童クラブが無く、石垣市では国の指針に従い小学校内に放課後児童クラブの新設を計画してきた。
石垣小学校内の空き教室を確保できたことから、設置を決定した。保護者が労働等により昼間家庭にいない同小児童を対象とし、月額利用料を7,000円と設定した。市ではひとり親世帯への利用料半額補助の制度がある。
市には、放課後児童健全事業による放課後児童クラブが10クラブ、市街地以外の小規模校3校に学校施設を利用した3クラブがあるが、いずれも保護者等による運営委員会による民立民営方式だった。石垣小学校内に設置する放課後児童クラブは、石垣市が民間事業者を公募して運営する初の公立民営方式となる。事業者の公募は3月中旬から下旬となる見通しで、同市内で放課後児童健全育成事業等に1年以上従事している社会福祉法人等が対象となる。
市こども未来局子育て支援課の伊盛加寿美課長は「今後も民業圧迫にならないように配慮しながら、小学校入学後の子育て支援を推進できるように取り組んでいきたい」と話す。