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石垣島のホテルロビーで星空写真展 美ら星ガイド・アドバイザー宮地竹史さん

「やいまの美ら星」写真展を開催する宮地竹史さん

「やいまの美ら星」写真展を開催する宮地竹史さん

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 南の美ら花ホテルミヤヒラ(石垣市美崎町)で3月1日、石垣島天文台の元所長・宮地竹史さんの「やいまの美ら星」写真展が始まった。

宮地さんが監修した星に関係する商品も写真展の一角に展示されている

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 高知県出身で、2016年まで石垣島天文台の所長を務めていた宮地さんは、定年退職後も石垣島に残り、星空の写真を撮り始めた。天体写真の画質にもこだわり、一眼レフカメラや高画質プリンターも購入したという。

 これまで、企画展に写真を展示などはしてきたが、個人の写真展として行うのは今回が初めて。天の川(八重山方言でティンガーラ)と南十字星にこだわった。マンタ展望台(小浜島海人公園)のマンタ像と天の川を一緒に撮影した写真や、サガリバナと一緒に撮影したもの、日没後の南十字星写真などが展示されている。

 主催する「美ら花グループ」の宮平康弘会長は「観光と環境は一つであり、この八重山で星空が産業として育っているのは宮地さんの功績。若い星空ガイドも育っている。ビジネスにすることと島を守ることは同じ」と話す。

 宮地さんは、石垣市文化協会星文化部会長や竹富町ちゅら星の会「星空案内人講座」講師なども務める。地元の商品開発に星空を取り入れたいなどの相談を受け、商品化にも貢献している。「定年後ゆっくりと星を眺めることが増え、星空を楽しみ写真を撮り始めた。光害と星空やサガリバナと星など対比させるのも面白い。八重山は自然豊かで、花と海と星は素晴らしい。21個目の一等星アケルナルも写真に撮ることができた。ぜひ皆さんに八重山の星空の魅力を味わってほしい」と話す。

 観賞は無料。今月31日まで。

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