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写真家・大塚勝久さん、八重山病院にサガリバナの写真など寄贈 「癒やしに」

寄贈した写真を前に話す大塚勝久さん(左)と八重山病院の篠崎裕子院長(右)

寄贈した写真を前に話す大塚勝久さん(左)と八重山病院の篠崎裕子院長(右)

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 八重山の自然を撮り続ける大塚勝久(しょうきゅう)さんが3月4日、沖縄県立八重山病院(篠﨑裕子院長)にサガリバナの写真額3点を寄贈した。

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 大塚さんは八重山の大自然の写真を撮り続けている写真家で、サガリバナ保存会の活動や海ラブビーチクリーンの活動などに深く関わり、石垣島宣伝部長や美ら島沖縄大使も務める。「複数の病院から写真を求められ、患者さんの癒やしになるという話を聞き、音楽とともに写真は映像療法になると実感していた。八重山のために何かしたいと思い、昨年新設されたばかりの八重山病院にサガリバナの写真を寄贈したいと思い立った」と話す大塚さん。

 「満開に咲くサガリバナ、明け方無音で落ちる瞬間のサガリバナ、水面に漂うサガリバナの3点の写真シリーズなので、ぜひ一緒に展示してもらい、八重山の患者さんの癒しにしてほしい」と話す。

 篠崎院長は「八重山の地域の祭りの写真集などで知っていた大塚先生から、綺麗なサガリバナの写真をいただいて大変光栄に思う。大変な努力をされて撮影されたのだと感じる。がん治療などアクティブに頑張る患者さんたちの癒やしになるようなところに展示できたらと思う。今後、八重山病院の廊下でみんなに見ていただけるような写真展もしていただけると素晴らしい」とも期待する。

 寄贈された写真は、サガリバナの生息地の平久保半島が「西表石垣国立公園」に編入された2016年に合わせて南山社から発行された写真集「島の原風景 石垣島・八重山の島々」に収録されている。

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