SDGsの17の目標を達成するための道のりを体験するカードゲーム「2030SDGs」が9月6日・7日、石垣島で開催される。主催はさんご認定(仮)勉強会事務局。
SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに達成するために掲げた目標。一般社団法人「イマココラボ」が開発したSDGsカードゲームには、公認ファシリテーターが必要で、SA・KURA企画事務所代表の橋本かおりさんを招いて行う。
ゲームは、与えられた「お金」と「時間」を使ってプロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというもの。プロジェクトを実行すると参加者全員で創り出す世界の「経済」「環境」「社会」が変化する。
公開イベントに先立ち、さんご認定(仮)勉強会のメンバーを中心にSDGsカードゲームを体験した。体験した30代女性は「一人一人の行動が、世界の状況メーター(ホワイトボードで表示)と連動していて、刻一刻と変わり、どうバランスを取っていくのかが重要だと思った。体験しないと分からないゲームだが、振り返りで得られる気づきは一人一人違うと思う。それぞれがとても貴重な気付きになると思った。自分の周りにある物や食べ物の原材料は何で、どこの国から来ていて、その生産者はどのような生活を送っているのか、今後も勉強していきたい」と話す。
さんご認定(仮)勉強会事務局の俵山美絵さんは「5年前に東京で開催されたSDGsカードゲームワークショップに参加した時、地球に生きる私たちが持続可能な社会、環境、世界を意識することができることこそSDGsの目的だと体感的に認識できると思った。ついに、今回石垣島で開催することができることにワクワクしている。いろんな立場のたくさんの人たちにSDGsカードゲームの世界を体感してもらえたら」と話す。
9月6日は19時から大濱信泉記念館は満席、7日は15時から名蔵公民館でまだ受付中。いずれも参加料は大人2,000円、中・高校生1,000円、親子ペア(小学生以上)2,000円で所要時間は3時間。予約が必要(俵山、TEL 080-5549-6212)。