地域資源を生かした食品開発に取り組むウェルネスメディカル研究所（沖縄県中頭郡）は、同所が運営する食品開発拠点＆加工所「ISHIGAKI LABO」（石垣市野底）で製造したベーグルを全国販売するオンラインショップ「OLI-TOLI ISHIGAKI（おーりとーりいしがき）」を設立した。

石垣島・野底にある食品開発拠点＆加工所「ISHIGAKI LABO（イシガキ・ラボ）」外観

　店名は、石垣島で歓迎を意味する方言「おーりとーり」という言葉をローマ字にすることで、石垣島に来てほしいという思いとイタリアの明るいイメージを表現したという。商品は「プレーン」「モリンガ」「モリンガホワイトチョコ」「紅芋」「ブラックココアアーモンド」の5種類を6個入り1,500円で販売するほか、各種ベーグルが2個ずつ入った10個入りセットも2,400円で用意。1カ月間冷凍保存できる。

　同所所長の安達宏さんは「パンの発酵に欠かせない塩はミネラル分の多い石垣島産で、モリンガや紅芋も石垣島の農家が収穫したものを使っている」と地元素材にこだわった特産品としてPRする。

　解凍したベーグルを沸騰した蒸し器に入れて1分ほど待ち、半分にカットした断面をトースターで焼くのがお勧めの食べ方。ベーグル本来のもちもちさとカリッとした食感が楽しめるという。クリームチーズや蜂蜜、バターを塗ったり、スモークサーモンや生ハムを挟んだりと自分好みにアレンジした食べた方もできるという。

　「野底のISHIGAKI LABOではベーグル以外にもさまざまなパンを製造・販売している。現地でしか買えない商品も食べてみてほしい」と安達さん。今後、オンラインショップでは購入者の意見を参考にしながら取り扱う商品を検討していくという。