「第102回九州市長会総会」が5月14日～16日、石垣市で開催されている。

　14日は『第2回「九州府」構想推進研究委員会』が行われ、第101回九州市長会総会以降における主な団体の道州制をめぐる活動経過が報告された。委員長である多久市長をはじめ、各県市長会会長、各県市長会らが出席。

　同委員会では道州制ビジョン懇談会の中間報告、地方分権改革推進委員会の中間的な取りまとめ（概要）、日本経団連の「道州制の導入に向けた第2次提言－中間とりまとめ－」、九州地域戦略会議第2次道州制検討委員会の「中間取りまとめ案」、自民党道州制推進本部の「第3次中間報告原案」の報告が行われた。

　また、「道州制講演会in佐世保」で行われたアンケートの集計結果も報告されたほか、意見交換が行われた。同委員会ではプロジェクトとして予算を組んでおり、今後も道州制をめぐる活動を行っていく方針。

　道州制は都道府県を広域の「道」と「州」に再編し、国から権限と財源を移譲する制度。政府の地方制度調査会は2006年に全国を9、11、13のブロックに分ける3案を提示。道州制ビジョン懇談会では2018年の制度導入を検討している。

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