石垣で台北教育大留学説明会-八重山地域からの留学生特別枠設ける

国立台北教育大学の留学説明会が石垣市民会館で行われた

国立台北教育大学の留学説明会が石垣市民会館で行われた

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 台湾の国立台北教育大学の留学説明会が2月17日、石垣市民会館中ホールで開催された。3高校(八重山高校・八重山商工高校・八重山農林高校)の関係者・生徒、多くの市民が訪れた会場では、同大学の連副校長、孫主任、劉教授の3人が説明を行った。

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 今回の説明会は大?髭長照石垣市長が自ら訪台し、同大学の関係者との協議を行ってきて実現したもの。大?髭市長は「台湾の近くにある石垣島だからこそ、台湾の言語・文化・人について知ってほしい。新空港が完成すれば、台湾・中国を結ぶ飛行機も飛び、経済交流が進んでいく。中国語を学びたい方はぜひこの機会を利用してほしい」と留学をすすめる。

 説明会では、連副校長が大学の規模や位置、カリキュラムなどについて説明。授業料については「年間約15万円~16万円、生活費は年間約6万円、学生寮に入る場合は年間約3万円かかり、留学費用は年間約50万円程度」だという。大学側では、入学前の半年から1年を、同大学の中国語研修センターである華語文センターで学んでから入学すること、石垣市の留学生への対応に努力は惜しまないことなどを説明した。連副校長は「大学は台湾で最も治安や生活水準が高い場所にある。皆さんにとって新しい選択であり、新しい道をつかむものだと思う。今はまだ形になっていないが、一緒に作っていきましょう」と話した。

 同大学では今年9月入学の外国人留学生枠39人の中に、八重山地区から6人の留学生枠を特別に設けるという。大学側は「生徒の希望を聞き、学力ややる気を見て評価していく。試験を受けずに入れる訳ではないが、ある程度の考慮はする」と話し、2010年からの具体的な形を石垣市と協力して作っていくことを約束した。来年には沖縄地域での留学生枠も設ける予定で、沖縄地域の要望に応じていきたいとしている。石垣市も留学生に対して奨学資金を予定しており、積極的にバックアップしていくことを示した。

 同大学への留学に関する問い合わせは、石垣市総務部広報広聴課(TEL 0980‐82‐1243)まで。

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