石垣島マラソンに過去最多の2,901人-フルでは目移さんが雪辱

石垣島マラソン大会の出場者は2901人と過去最多を更新

石垣島マラソン大会の出場者は2901人と過去最多を更新

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 新春の石垣島を走る「第8回石垣島マラソン大会」が1月24日、石垣市総合運動公園(石垣市登野城)を発着点に開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、10キロの3種目合計で過去最多の2,901人が出場した。

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 レースは9時に10キロの部からスタート。ランナーたちは、世界平和の鐘の音を合図に一斉に走り出し、5分後、ハーフとフルが同時にスタートした。公園の外周道路はランナーで埋め尽くされ、沿道からの声援に手を振りながら、それぞれのコースへ向かっていった。この日9時の天候は、東北東の風5メートル、曇りで気温19度、湿度82%。この季節としては、ランナーには暑いくらいだったが、バテそうな選手を横断幕やパーランクーの音、名前やゼッケン番号を叫んで応援する声が後押しした。

 日本陸連公認コースで行われたフルマラソン男子は、前大会に続き、目移和行選手、藤原孝志選手の岩手県勢がトップ争い。目移選手は昨年、40キロ過ぎで藤原選手に追い抜かれ、ゴール目前で涙をのんだこともあり、今年は「勝つことだけを考え行けるところまで行こうと決めていた」と最初から勝負に。35キロを過ぎてから厳しくなり、昨年のことが思い出されて何度も後ろを振り返ったが、結局一度もトップを譲ることなく2時間3分36秒で優勝した。この1年、この大会での優勝だけを考えてトレーニングしてきただけに「自信がついた。機会があれば来年も出たい」と意欲をみせる。

 女子では宮田博美選手(北海道)が3時間ジャストのタイムで見事2連覇。ラスト7キロ付近でスタミナが切れ歩きそうになったが、「今年は3時間を切って2連覇しようと思っていたので、力が入りすぎたのかも。でもこのタイムは酒のつまみにします」とにこやかに笑った。

 ハーフマラソン男子では大野隆紀選手(埼玉県)が初出場で大会新記録を更新して優勝。「石垣島はずっと出たいと思っていた大会」と念願がかなったうえに、この日は大野さんの25歳の誕生日。応援として同行した母と姉とともに喜びにあふれた。そのほかハーフ女子は井戸亜沙子選手(石垣市)が優勝。10キロの部では清水康祐選手(石垣市)、久保田文選手(竹富町)が優勝した。

 優勝タイムは次の通り。フルマラソン男子=目移和行選手(2時間34分36秒)、フルマラソン女子=宮田博美選手(3時間00分00秒)、ハーフマラソン男子=大野隆紀選手(1時間13分09秒)、ハーフマラソン女子=井戸亜佐美選手(1時間34分11秒)、10キロ男子=清水康祐選手(36分45秒)、10キロ女子=久保田文選手(38分22秒)。

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