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石垣の新井写真館「創業50周年記念写真展」-八重山の風景と恋人たちテーマに

新井写真館は新井地主男さん(左から2人目)と隣の優さんで50周年を迎えた

新井写真館は新井地主男さん(左から2人目)と隣の優さんで50周年を迎えた

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 「石垣島・新井写真館創業50周年記念写真展」が石垣市民会館展示ホール(石垣市浜崎町)で開催されている。「NATURAL LOVERS ~八重山の風景と恋人たち~」がテーマ。同館代表は新井優(まさる)さんで2010年には、全国のブライダルフォトグラファーが参加する「ウェディングフォト・アワード」で金賞を受賞した。

色鮮やかな写真を鑑賞する来場者

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 同館は1963(昭和38)年、優さんの両親、地主男(てるお)さんと妻栄子さんが創業。9月30日で創業50周年を迎えるにあたり、「最も得意とする撮影の一つ、八重山の美しい自然風景を生かしたロケーション・ウェディングフォト85点を展示した」と優さん。

 写真は全て優さんの作品で「八重山の自然風景と恋人たちの輝き」を切り取ろうと、美しい海岸で純白のドレスとタキシードを着た2人や、沖縄の伝統的衣装「琉装」に身を包み、竹富島でハイビスカスと共に背景に溶け込む姿など、色鮮やかな作品が並ぶ。いつもは観光客でにぎわう米原ビーチに2人しか写っていない不思議な写真も。

 地主男さんは、「私の作品は、ほとんど整理して捨ててしまった。しかし、子どもたちの写真だけは段ボールに何十箱もある。写真は何十年かたって初めて価値が分かるお金では買えないもの。デジタルの時代にはついていけないが、写真をやっていて良かった」と振り返る。

 会場には地主男さんの級友も訪れ「50周年おめでとうございます。とにかく『素晴らしい』の一言。竹富島の写真で自宅が写っていてうれしい。風景が美しく、思い出がよみがえる写真だ」と話す。13年前に石垣に移住した女性は「まだまだ私の知らないすてきな場所がたくさんあるので驚いた。8年前に結婚したが、ロケーションフォトを知っていれば撮影をしてもらいたかった」という。

 優さんは「今回の写真展が八重山の美しい自然風景の新たな魅力を再発見できる機会になれるよう願い、八重山の皆さんはもちろん、観光で石垣島にお越しの方、ウエディング予定のあるなしに関わらず多くの人に見てほしい」と来場を呼び掛ける。

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