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石垣で「日本惑星科学会」講演会-ロシアに落下した隕石のかけらも展示

パソコンを広げ熱心に講演を聞く研究者ら

パソコンを広げ熱心に講演を聞く研究者ら

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 日本惑星科学会の2013年秋季講演会が11月20~23日の3日間、石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)を主会場に開催された。

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 同会は太陽系、惑星や衛星、隕石(いんせき)、微細なちり、プラズマ、電磁場、太陽系外の惑星系を具体的な研究対象とする研究者の学会。1992年の設立以降、毎年秋季に定期学術講演会を開いている。

 講演会には国内外から180人余りの研究者が参加し、113件の口頭発表や83件のポスター発表が行われた。

 最終日には石垣市教育委員会主催による一般向けの講演会も開催。東京大学大学院理学系研究科の田村元秀教授が「New Worlds:太陽系外惑星観測の最前線」と題して公演し、太陽系外の惑星探しやハワイで2021年完成予定の30メートル望遠鏡「Thirty Meter Telescope(TMT)」などを市民に分かりやすく紹介した。

 ロビーには、今年2月にロシアのチェリャビンスクに落下した隕石のかけらと説明パネルを展示。講演を聞きに訪れた家族連れらは、直径1センチほどの現物の隕石をのぞき込みながら「黒いんだね」「どこから降ってきたのかな」と興味深そうに話していた。

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