沖縄県産品認定映画「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」-石垣で上映会

上映会では「マサーおじいの傘」の大城直也監督が舞台あいさつを行った

上映会では「マサーおじいの傘」の大城直也監督が舞台あいさつを行った

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 沖縄県産品に認定されている映画「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」の上映会が12月23日、石垣市民会館中ホール(石垣市浜崎町)で行われた。

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 同映画は短編作品3本のオムニバス映画で、県内で活躍するクリエーターによるエンターテインメントショートフィルムを制作する企画プロジェクト「琉球カウボーイフィルムス」の第1回作品。スタッフ、キャスト、ロケ地はもちろん、資本、製作スタッフ、興行配給元も沖縄にあることから、知的コンテンツ商品として初めて沖縄県産品の認定を受けている。

 作品は、清明祭という年中行事を軸にコミカルな登場人物たちが繰り広げるファンタジームービー「See Me?」、ペルー出身の沖縄系3世でディアマンテスのボーカルでもあるアルベルト城間さんが主演のショートラブコメディー「Happy☆Pizza」、1975年の糸満を舞台に伝説の空手家と少年の交流を描いた「マサーおじいの傘」の3本。映画のナビゲーター役には沖縄喜劇界の女王と呼ばれている仲田幸子さんが出演している。

 舞台あいさつでは、「マサーおじいの傘」の大城直也監督が登場。自身の作品について大城監督は「私は糸満出身。生まれ育った場所の500メートル以内で撮影を行った全編糸満の作品で、自分の体験も基になっている」と話す。「セリフも糸満方言で、全編標準語字幕付き。できるだけ70年代に見えるように撮影した」(大城監督)という。

 「この映画は沖縄県産品の映画で、それぞれの作品のテイストがある。今回は1回目だが、2回目3回目と続けていく。『琉球カウボーイフィルムス』と聞けば、映画だと認識していただければうれしい。石垣にもお邪魔すると思いますので、今後ともよろしくゴザイマス」と大城監督。

 来年はリウボウホール(那覇市久茂地1)やうるま市民芸術劇場(うるま市仲嶺)などでも上映を予定している。

琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。

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