竹富島の陶芸家、八重山で初めての個展「みんなの器」

八重山の暮らしや芸能を線彫りで表現した「みんなの器」

八重山の暮らしや芸能を線彫りで表現した「みんなの器」

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 「アトリエ五香屋(ごこうや)」(八重山郡竹富町、TEL 0980‐85‐2833)の水野景敬さんが1月3日~16日、石垣・ゆいロード沿いにあるBANANA SHOP(石垣市大川、TEL 0980‐83‐0557)で「みんなの器」やえやま展を開催している。

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 水野さんは12歳から陶芸をはじめ14歳から本格的に窯業を学んだ。横浜、信楽、笠間で陶芸の修行をした後、窯業指導所で経験を積み、1991年にアトリエ「五香屋」を開設した。その後、1996年に竹富島に移住し、作陶・販売を行っている。

 同展では、五香屋の新作「みんなの器」を展示。八重山の風土色豊かな暮らしや芸能、動物、島での生活の中で見えるものをモチーフにしたもので、それらを伝統技法の線彫りで表現している。器には芭蕉や椰子の木のほか、畑人(ハルサー)や海人(ウミンチュ)、踊り子などが描かれている。用途を気にせずいろいろ使えるようにと工夫して作られた「カフェ・碗」や「フリーカップ」はネーミングにもこだわっている。そのほか、「タタラ小皿」「くみだし」「カラカラ(泡盛用の酒器)」なども展示販売している。

 「使う人の毎日が楽しくなる、そんな一品を探し出していただけるならうれしい」と水野さん。バナナショップの営業時間は10時~20時。日曜定休。

アトリエ五香屋

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