石垣島の地元食材を活用したレシピをフレンチと中華のシェフが開発し、その料理学習会&試食会が2月27日、石垣市健康福祉センター調理室(石垣市登野城)で行われた。石垣市企画政策課とノイズ・バリューが主催した。
石垣市では「石垣市地域創生総合戦略」に定めた施策の一つとして、地元食材を活用したレシピ開発をフレンチの本多良信さんと中華のシェフ遠藤浄さんに依頼し、それぞれ6種のレシピが完成した。レシピの版権は石垣市に帰属し、3月下旬からレシピ動画を同市ホームページに掲載、市役所などでレシピブックを配布する。
開発されたレシピの中から「山羊ロースのピリ辛炒め」「島カボチャのロースト バルサミコ・ハニーマスタードソース」「マグロの胡麻焼き 島らっきょう添え」「四川風麻婆冬瓜」「沖夢紫の黒糖ガナッシュスフレ」を、八重山農林高校の生徒・飲食店関係者・一般公募の人に対して料理学習会を行った。「家庭や店舗でも作れるレシピ」を、シェフから直接実習形式で学び、実食した。
同市担当者の田福雪恵さんは「いろんな食材を使うという点での期待から中華と、意外な発想の料理ができるかもという期待からフレンチのシェフにお願いして、島素材を使い誰でも作れるようなレシピができた。開発したレシピで石垣島の食の賑(にぎ)わいや、農業や水産業の振興にもなれれば」と期待する。