八重山漁協「お魚まつり」盛況-解体ショーや模範ハーリー競漕も

マグロの解体ショーは人だかりができるほどだった

マグロの解体ショーは人だかりができるほどだった

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 八重山漁業協同組合(石垣市新栄町)のセリ市場内で3月8日、「第5回お魚まつり」が開催された。同イベントは漁業集落(登野城、新栄町、新川、八島町)の漁業者によって行われているもので、八重山の近海でとれる漁獲物の魚肉普及や海洋自然への理解を高めることが目的。

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 会場では、モズクつかみ取りやマグロ解体ショー、お楽しみ袋無料配布抽選会などが行われた。抽選会では漁業者とジャンケンをして勝てば小魚の入ったお楽しみ袋がもらえる。参加者は長い列を作り、ジャンケンの勝ち負けに一喜一憂していた。マグロやアカマンボウの解体ショーも行われ、なかなか見られない包丁さばきに観客は見入っていた。

 販売コーナーでは、ツナフレークスやシイラカレー焼、ソデイカのゲソボイルなどの加工品やマグロ、シャコ貝、近海魚の鮮魚などを販売。飲食コーナーでもイカスミ汁やアーサ汁、海人(うみんちゅ)バーガー、魚の唐揚げなどを提供した。海人バーガーはすぐに完売し、そのほかの商品も追加販売されるなど大盛況だった。

 展示コーナーには、ウミガメの水槽が登場。ウミガメの赤ちゃんに触れることができ、水槽の回りでは、恐る恐る触れようとする子どもたちの姿が見られた。

 今回から新しく西組ハーリー模範演技が加わり、西組と同漁業協同組合職員によるレースも行われた。本番さながらの力強いかいさばきに、観客から拍手が起こっていた。

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