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石垣のホテルで天文学者らが国際研究会-3日間の研究交流で親睦深める

研究発表には意見や質問も飛び交った

研究発表には意見や質問も飛び交った

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 東アジアの天文学研究者らによる国際研究会が9月6日までの3日間、石垣のビーチホテルサンシャイン(石垣市新川)で開催された。

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 同研究会は、太陽系外の惑星探しを行う東アジアの成員を中心にした研究グループ「EAPS-NET(East-Asian Planet Search Network:東アジア惑星探索ネットワーク)」で、2006年から毎年開いている。日本での開催は2006年の箱根、2009年の北海道定山渓に続いて3回目。

 「第8回恒星視線速度精密測定による太陽系外惑星探索と星震学」と題して行われた今大会には、日本から7人、中国から7人、韓国から1人、ドイツから1人の計16人が参加。近年、太陽系以外の恒星にも惑星があることが判明し、めざましく発展する同分野での研究成果や今後の観測計画などが話し合われ、活発に議論も交わされた。

 今回ホスト役を務めた日本在住研究者の一人で東京工業大学の大宮正士さんは「何年も付き合ってきた仲間が集まって情報交換や進捗状況を発表でき、改めて研究の国際交流やつながりの重要性を感じた。皆の仲も深まったことで今後もより良い研究ができると思うし、我々の目標に向かってこれからも一緒に研究を続けていきたいと思っている」と話した。

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