石垣市の食材を活用する東京アンテナレストラン「離島24°Ishigaki Island Market」のシェフが石垣島北部食材を活用したメニューを提供する試食会が3月28日、伊原間公民館(石垣市伊原間)で行われた。石垣市北部農村集落活性協議会(北部じょーとーむんプロジェクト)が主催した。
同レストランは、石垣島食材を東京でプロモーションすることを目的にした石垣市からの依託金を元に石垣市経済振興公社が経営している。現地での運営支援は東京トリップが担っている。4月には西麻布から代官山に店舗を移動し、独立採算できる店を目指している。
東京トリップの代表奥田慎一郎さんは「前日に初めて石垣島に来て食材を集めた。東京での人気メニューもぜひ紹介したいし、地元食材の豊富さもとても実感した」と話す。シェフの木村ゆりさんは「石垣島は、たくさんおいしい食材がある。集まってきた食材を見て、初めて作ったメニューもあり、東京で人気のメニューもできたので、味わってもらえるとうれしい」と話した。
平久保の新里農園からトマト・ミニトマト・ゴーヤーが提供され、セロリ・コリアンダーは平野の新里みどりさんから仕入れた。地元の伊原間で水揚げされたシロダイがメインディッシュになった。提供されたメニューは「焼きなすの島らっきょポン酢」「焼きオクラとトマトとセロリのしょうがマリネ」「スターフルーツとコリアンダーのサラダ」「ナーベラーの肉みそ炒め」「ゴーヤーチャンプルー」「シロダイのだしあんかけ」「オオタニワタリのオイスターソース炒め」の7品目だった。