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石垣で漆の器を使ったイタリア料理店

自然の素材を生かした店内。吹き抜けで開放感がある

自然の素材を生かした店内。吹き抜けで開放感がある

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 石垣に8月2日、イタリア料理店「Forestale Uno(フォレスターレ ウーノ)」(石垣市野底、TEL 0980-89-2670)がオープンした。

「原生林だった350坪の敷地を切り開いた」という

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店名はイタリア語で「森で一番の」の意味。宇野竜人・里依子夫妻で営み、名前と掛け合わせた。竜人さんが料理、里依子さんが給仕する。

 夫妻は東京都出身。12年前に石垣で1年間住んだが「石垣で自分の店を持ちたい」と竜人さんは東京や香川県のイタリアン料理店で修業を積み、里依子さんは漆塗りの勉強をしてきた。

 「漆は成長していく器で、使えば使うほど光沢が出る。その日の湿度によって違う顔を見せる」と魅力を語る里依子さん。近日2階を漆製品のギャラリーにするという。食器のほとんどに漆製品を使う。

 店舗面積は、1階のレストランが15坪、吹き抜けの2階のギャラリーが5坪。席数はテーブル、カウンター合わせて20席。レストラン兼自宅は原生林だった350坪の敷地を切り開き「できるだけ大きな木は残しつつ、その合間に自然の素材を生かした家を建てた」という。

 竜人さんの「おすすめ」は、オーソドックスな「アンチョビーとニンニクたっぷりのスパゲティ」、「ナスと自家製ベーコンのトマトソーススパゲティ」(以上950円)、「石垣産車エビのトマトソーススパゲティ」(1,200円)、「ゴーダチーズのシンプルピザ」(950円)、「アンチョビー&ポテトグラタン」(400円)など。「国産ニンニクを入手するのに苦労している」とも。

「森の中のレストランで漆の器を使ったイタリアン料理を楽しんでほしい。ランチは家族や友人と気軽に、ディナーはロウソクの明かりでムーディーに演出するのでデートなどで利用しては」と里依子さん。

 営業時間は、平日ランチが11時30分~14時30分、平日ディナーが17時30分~20時30分、土日祝日が11時30分~20時30分(以上ラストオーダー)。月曜、第2・4火曜定休。

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